ある日 3. mai.

朝：休日なのに早い時間に目が覚める

朝ごはんを食べた後、洗濯をする
netをしながらだらけていたら、先日注文したフランス語辞書が届く
箱を開けて10分位いじってみたが、面倒になり取説を読むのは後回しにする
身支度をして、リサイクルに出すペットボトル・牛乳パックを持って外出


昼：久しぶりにバイクに乗って中目黒へ

cowbooksの開店まで時間があるのでお昼ごはん探しをする
初めて一人で寿司屋に入る（廻らない寿司屋）
店員さんが、「ありがとうございます！」の前に必ず
「すいません！」と言っているのを耳にし
なんで謝りの言葉を付けるんだ？と思ったりする
言葉について思い巡らせてみたら
「曖昧な言い回しの言葉が多い日本語は
日本人の性格そのものみたい」
というところに行き着いた
前に「断りきれない日本人」というフレーズを
何かの本で読んだことがあった

目黒川沿いでしばし読書をし、cowbooksへ
久しぶりに来たけど、何だか変な匂いがする
古本のせい？
昔の「のらくろ」の漫画にハマる
戦後、無職ののらくろが好きな女の子にちょっかい出して
フラれて職を転々としていた
「シビアなのらくろ、初期はそんな内容もあったのか」と思う
値段を見たら1冊7千円！高い！
でも、丁寧な朽ち果て方がノスタルジックで、本そのものが素敵に見えた

一冊本を買い、店の前にあるベンチで店頭の文庫本も見てみる
しばらくして犬の散歩途中のおばあちゃんが隣に座って休憩を始めた
その方は戦時中に富山から上京してきて
ずっと中目黒に住んでいるらしい
昔の話が聞きたいと思ったけど
おばあちゃんは同じ話を３，４回していたので、聞く側に周ることにする
犬の名前を聞くと「ココちゃん」というが
私が「お手！」と手を出すと
「キクちゃん！手出しなさい！キク！」とおばあちゃんは言う
どっちの名前か分からないので
「ココ」と「キク」の間の発音で呼んでみたらお手をしてくれた

話を聞いていると、若いカップルがおばあちゃんの犬に近づいてきた
女の子の方は色白でとてもかわいい子だけど
部屋着みたいな格好をしている
最近の流行ファッションは分からないけど今の子はこんな格好でデートするのね
おばあちゃんと一通り話しをした後、中目黒を出る

夕方：戸越へ
スーパーで帰りがけに買物をする
やっぱりまだ野菜は高い
キャベツを見ながら、たまらず近くにいたおばちゃんと愚痴をこぼす
「高くて買えやしませんよ～」
おばちゃん曰く
「GW中は市場も休みだから、連休明けたら安くなるかもね」とのこと


夜：ごはんを作る
鱈の炊き込みご飯を作ったら、炊飯器から出る生臭い匂いが部屋中に漂う
切干大根の煮物やスープやナムルなど、常備菜を作り貯める


homi